子どもに「できたね!」「~られたね」って英語で言いたいとき、どんなフレーズが思い浮かびますか?
could?was able to?なにを使えばいいの…?と迷うこともありますよね。
でも大丈夫。
子どもへの語りかけなら、難しく考えずにシンプルな過去形でOKです。
今回は、実際のシチュエーション別に「できたね!」の英語表現を紹介します。
- おうち英語に興味がある
 - 「できたね」を英語で伝えたい
 - 子どもへ語りかけ育児をしている
 - シンプルな英語表現を知りたい
 
「なぜ過去形でOKなの?」という詳しい解説はこちらの記事でまとめています。
なぜ「できた」は過去形でOK?
子育てでよく使う日本語の「できた」は、実は「可能」ではなく「達成や感情の共有」を表すことが多いんです。

たとえば、「ご飯全部食べられたね」は「ご飯全部食べたね」と同じ表現ですよね。
なので英語で語りかけをするときにも、「できた」「~られた」という表現はシンプルに過去形で表現すればいいんです。
では、さっそく日常のシーンでよく使う「できたね!」の英語を見ていきましょう。
シーン別「できた!」の英語フレーズ
子育てでよく使う「できた」「~られた」の表現を
- パズル・ブロックなどの完成シーン
 - お片付け・お手伝い
 - 経験の共有
 - 自分でできた/初めてできた
 
の4つのシーンごとにご紹介していきます。
パズル・ブロックなどの完成シーン
子どもが「見てみて~」と作ったパズルやブロックを持ってきたようなシチュエーションで使えるのがこの表現。
- You did it!(できたね!)
 - You made it!(やったね!)
 - You finished the puzzle!(パズルできた!)
 - You built it all by yourself!(自分で作れたね!)
 
お片づけやお手伝い
お片づけやお手伝いをしてくれたときは、できたことを認めて気持ちを共有するひとことを。
- You cleaned up!(お片づけできたね!)
 - You put everything away!(全部片づけられたね!)
 - You helped me!(手伝ってくれてありがとう!)
 
- It’s so clean now!
 - The room looks nice and tidy!
 
経験の共有
子どもと一緒に「できたね」「見れたね」「聞こえたね」と喜び合う――

こういう小さな達成を共有する瞬間って、子育ての中でたくさんありますよね
よく使うこの「〜られたね」という言葉。
実は“できた”という事実だけでなく、子どもと気持ちを分かち合うための言葉でもあるんです。「〜られた」+「ね」で、一緒にうれしいねという共感が自然に込められているんですね。
この“共感の「られたね」”を英語にするときも、シンプルな過去形でOK。
- We saw the train!(電車見れたね!)
 - We got milk!(牛乳買えたね!)
 - We found it!(見つけられたね!)
 - We heard the siren!(サイレン聞こえたね!)
 
自分でできた/初めてできた
子どもが成長するにつれ、できることがだんだんと増えていきます。

そんなときも過去形でシンプルに子どもの成長を認めてあげましょう!
- You brushed your teeth!(ひとりで歯みがきできたね!)
 - You walked!(歩けたね!)
 - You said Hello all by yourself!(挨拶できたね!)
 
ただの過去形だと味気ないような感覚を覚えるかもしれません。

そんなときは誉め言葉をプラスするのがオススメ!
子育てで使える褒め表現
- Great job!
 - I’m proud of you!
 - That’s amazing!
 
例えば、
You said Hello all by yourself! I’m proud of you!
このような褒める表現を入れると、「できたじゃん!」「すごいね!」というニュアンスが出せます!
「やっとできた!」を表すとき
普段は過去形で十分ですが、
 努力の末にようやくできたとき
 初めて成功した瞬間を振り返るとき
など、少ししみじみと達成感を伝えたい場面では was able to を使うとより自然です。
例えば、
- 自転車の練習を重ねてやっと乗れるようになったとき
You were able to ride a bike all by yourself!(自転車ひとりで乗れたね!) - なかなか歩けなかった赤ちゃんがついに歩いたとき
You were able to walk!(ついに歩けたね!) - 普段なかなか見ることのできない電車に会えたとき
We were able to see the Dr. Yellow!(ドクターイエローが見られた!) 
“be able to” はどちらかというと、その瞬間の喜びを叫ぶというより、「やっとできたね」と落ち着いて振り返るようなトーン。

この感覚『アルプスの少女ハイジ』の名場面で解説します
「クララが立った」あの有名なシーン。
- 立った瞬間の感情を乗せる場面では
“Clara stood up!”(クララが立った!) - あとでしみじみ振り返るときに
“You were able to stand up at last.”(やっと立てたね) 
というように使うのが自然です。
つまり “be able to” は、努力や時間の積み重ねを感じる“できた” にぴったりの表現です。
まとめ
子どもに「できたね!」と声をかけるとき、英語ではシンプルな過去形でOK!
- 日常の小さな「できた」は過去形で十分
 - 背景にドラマや努力があるときだけ be able to をプラス
 
難しく考えず、“You did it!” のひとことで、お子さんと一緒に「できた!」の喜びを英語でも共有してみましょう!
  
  
  
  

