アニメ Bluey の中には、日常会話でそのまま使える英語表現がたくさん出てきます。
今回はその中から、覚えておくととっても便利なフレーズ “got it covered” をご紹介します。
1. Blueyでの登場シーン
エピソードは、BlueyとBingoがパパとプールに行くお話。
家を出る前、ママがこう言います。
Mom: Make sure you take all swimming stuff.
Dad: Yeah, we got it covered.
この “got it covered”、直訳すると「カバーしている」ですが、実際の意味はちょっと違います。
2. 「got it covered」の意味
直訳:「私たちがそれを覆っている/カバーしている」
ニュアンス:もう準備や対応はできている/心配しなくて大丈夫
日本語にすると、「大丈夫」「任せて」「もうやってあるよ」という感じ。
おうち英語でも、日常生活のあらゆる場面で使えます。
got it covered は「任せて/もうやってあるよ」のニュアンスで、ただの Yes/OK よりも安心感・完了感を伝えられる返答。
さきほどのブルーイの会話を日本語訳すると、こんな感じになります。
Mom: 「スイミングの道具、全部持って行くのを忘れないでね。」
Dad: 「うん、もう準備してあるよ!」
こんな風にgot it coveredは相手が Make sure …(〜しておいてね) と念押しした後の返事として got it coveredがよく使われる。
「心配いらないよ!」という気持ちを手短に伝えられる。
3. おうち英語での使い方例
- おでかけ前の準備で
Parent: Do you have your homework?
Child: Got it covered!(もうやったよ!) - 買い物中
Parent: We need to get milk.
Child: Got it covered. It’s already in the cart.(もう入ってるよ) - 片付けのとき
Parent: Did you clean up the toys?
Child: Yep, got it covered.(もう片付けたよ)
このように「もうOKだよ」「任せて!」と軽く言えるのが魅力です。
4. 他の例文(家庭・日常会話)
- Don’t worry about the drinks. I got it covered.(飲み物はもう用意したよ)
- Snacks? I got them covered.(お菓子?もうあるよ)
- The picnic blanket? Got it covered.(ピクニックのブランケット?持ってるよ)
5. 「cover」の他の意味(家庭・日常編)
① 覆う
- be covered with(〜で覆われている)
- The cake is covered with chocolate.(ケーキはチョコで覆われている)
- The table was covered with toys.(テーブルがおもちゃでいっぱいだった)
② 隠す
- cover your eyes/ears(目や耳を覆う)
- Cover your eyes! It’s a surprise.(目を隠して!サプライズだよ)
- She covered her ears because it was too loud.(うるさくて耳をふさいだ)
③ 対応する/面倒を見る
- cover(何かを一時的に引き受ける)
- Can you cover dinner tonight?(今夜のごはんお願いできる?)
- I’ll cover the kids while you rest.(休んでていいよ、子どもたちは私が見るから)
- 💡 Tips|”cover” と “handle” のニュアンス
- 「子どもの面倒を見る」は cover でも handle でも表現できます。
- cover:一時的に代わってやる(肩代わり感)
- handle:任せろ感、状況をうまくさばくニュアンス
- 例文
- Can you cover the kids for an hour?
(1時間だけ子どもたち見てくれる?) - I can handle the kids while you rest.
(休んでていいよ、私が見ておくから)
④ 範囲を含む
- cover(〜を含む、範囲をカバーする)
- This tour covers three museums.(このツアーでは3つの博物館に行く)
- The class covers animals and plants.(この授業は動物と植物を扱う)
6. まとめ
- “got it covered” は「任せて」「もうやってあるよ」という意味で、家庭での会話にぴったり。
- cover は「覆う」だけでなく、「対応する」「範囲を含む」など日常でよく使う意味がたくさん。
- Blueyのような自然な会話から学ぶと、ニュアンスごと覚えられて、おうち英語でも活用しやすくなります。
💡 ポイント
- 会話文はそのまま口に出す練習をすると、自然にフレーズが身につく
- 子どもと遊びながら「Got it covered!」を使って、楽しく定着させる